運動不足は明らかだ。
何しろ、「運動」「スポーツ」「エクササイズ」という単語はぼくにとって
最も遠いものだから。ふだんから。
まさかいまオリンピックをやっているとはつゆ知らず昨日まで過ごしていた。
家族が騒ぐから、「Jリーグの話か？」と聞いて失笑を買った。
仕事は忙しい。
夏休みを取れないくらい、忙しい。
だから身体はボロボロである。
に行けば新品に生まれ変わることができるのだが、
そうそう人頼りもよくないことも、大人だからわかる。
＊おっと、今、雷鳴とともに、すごい雨が降り出したよ。
青空なのにね。キツネの嫁入りだね。
今日、SHANTIさん（→Facebookはここ）で新品にリカバリー
してもらったあと、近所のタワーにある某スポーツクラブへ行った。
入会するためである。
ニューヨーク時代、住んでいた高層アパートメントに入居者専用の
スポーツジムがあり、ちょうど『スローなビジネスに帰れ』執筆の頃、
毎日、夕方4時半になったら泳ぎに下りていた。
プールだけで、いいのだ。
昔、若い頃はスカッシュもやっていたが、いまはもう面倒である。
見学させて戴いた。驚いた。
今日は月曜、午後2時半。満員なのである。
年寄りばっか、ゴロゴロ転がっている。
あちこちに。
マシンジム。
スタジオでダンス。
フロア。
みな、年寄りが埋めている。
これでイヤになった。
プールは比較的空いている状態らしい。
気を取り直し、「いつ頃なら空いているんですか」
ときくと、「朝、オープン直後の10時頃」とのこと。
ぼくはこの段階で、気持ちを切り替えて、入会するつもりでいた。
ところが、会員システムの説明で、混乱した。
何通りもあるのである。
平日のみ。
平日午後のみ。
全国のチェーン店利用できる会員。
この店舗のみの会員。
横浜にもあるので、全国チェーンを利用でき、しかも、土日も使えるフルがいいね、
とそれにしようとしたら、日曜・祝日は休みという。
ぼくはこれで、トーンダウンした。
サービス業で、休みのあるところって、黒い白鳥みたいな自己矛盾をはらんでないか？
しかも、料金体系が複雑すぎて、顧客のメリットというより、
スポーツクラブサイドが「どうやったら継続的に顧客からお金を取り続けられるか」
考えた結果のように思えてならない。
コロンビア大学のSheena Iyengar（シーナ・アイエンガー → クリック！）
教授が指摘するように、
選択肢は少ないほど良い。
有名なジャムの実験で実証されている。
品揃えが豊富すぎると売上が下がる
のである。
というわけで、スポーツクラブへの入会は、やめてきた。
あっ！？
ぼくがスポーツしようとかなんとか「似つかわしくない」ことを
やろうとしたから、いま、大阪では雷雨の夕立ちなのかな？
前を通りがかった老舗・丸福珈琲店(since1925)
コメント
コメント一覧 （8件）
携帯電話の料金体系、金融商品等、どれもすぐには理解できない様になってますね。
そこには、説明を聞いている振りをしている自分がいます。
阪本さん、この際、プールは自前で！
大王、ホント、すぐに理解できない料金体系が多いですよね。
あれは何かの策略ちゃうか？ と思ってしまうほど。
そうですね。プール、買っちゃいますか。まるごと。
前回のDAY7で労働時間についての話でお開きになりましたが、DAY7当日に労働基準局から聞き取り調査の通達が届いてました。
一応、法に基づいてやってるはずなんで大丈夫だと思いますが、
能力に応じた労働時間比ならわかるけど、一律で人を括れるわけないのに。
おまけに最低賃金を決めてどうすんねん！
仕事せんでも時間だけ居れば、金もらえる仕組みになっとるから、おかしいんですわ。
資本主義じゃなく、共産主義（死後かも）になっとる。
と珍しく、切羽詰った状況で怒りの長文投稿させていただきました。
エガケン、ほんと、もう、現在の労働基準は、賞味期限が切れてしまっていますね。
とはいえ、ルールはルール。法には従いましょう。
おかげで大雨、寝屋川で大規模停電です（笑）
冗談はさておき、プールだけなら扇町プールとか、どうですか？
http://www.konamisportsandlife.co.jp/trust/osaka/shisetsu/ogimachi.html
これ、面白い事に某スポーツクラブ（おそらく仰ってるところ）運営委託なんですね。
TM、扇町プール、近いし、よく知ってます。
でも・・・ガキ、もとい、お子様たちが多いでしょ？
いやですねえ。
料金プランのシンプル化は大切だとほんとに感じます。
Web制作は性質的にオーダーメイドなのでどうしても見積りになりますが、最近は意識的に見積もり項目のわかりやすさ・シンプルさを心がけてます。
口頭での説明もシンプルに本質を伝えられるように日々練習中です、嫁さん相手に（笑）
花ちゃん、奥さん相手に試してみるのはとても有効な手だてだと思います！
企画の有効性を測定するのも、家庭で試す、が一番ですから。