日経MJ(2012/11/14)を読んでいて面白いな、と思ったのは、
日経産業地域研究所の調査結果だ。
「消費者が最低限の幸福を感じるのにどれくらいの支出が必要と考えているか」
がテーマ。
結果は一ヶ月あたり20万9,000円。
幸福になるためのレジャーや趣味への支出は年間17万3,000円で、所得が多いか少ないか
を問わず、国内観光旅行が最も人気という。
ぼくが特に注目したのは、「友人を増やしたいとは思っていないので、交際
への支出は不満がそれほど多くない」という結果だ。
リアルな友人は多いほどいい
というのが学校時代から学んできた一種の「ノーム」(社会規範)だ。
ところが、「友人は増やしたいとは思っていない」という。
Facebookでともだちの数が多いほど嬉しくなるのはどうしてだろう?
それは、「いいね!」ボタンを押す分には、義理も負担もかからないからかもしれない。
リアルな友だちだと、お互いのこころの天気図を読み取ったり、それはそれで手間ひまがかかる。
結局、Facebookの「いいね!」は、自分がやったことや発言への「ゆるい」肯定感がお手軽に
もらえる点が好まれるんだろうね。
それにしても「ともだちを増やしたいとは思っていない」というのが、
「あ。それ、アリなん?」という意味で、衝撃でした。
ぼくはともだちからの小さなヘルプに日々救われているので、増やしたいなあ。