楽しかったなあ!
田中さんとは昨年仲山がくちょと三人会をやって以来だから一年ぶり。
そう、年に一回、何か一緒にやるのだが、ふだん連絡取り合うとかはほとんどない。
しかし、「同志」として、お互いの仕事のことは気にしている。
田中さんが、昨日、ぼくのことを「仕事の親友」と呼んでくれた。
感激だ。
セミナーでは、田中さんが経済や大企業がなぜダメになったのかといった「大きな物語」を、
ぼくがマーケティング、特に「伝え方」という「小さな物語」を
話した。
事前に一切打ち合わせしていないが、田中さんとは互いの球筋を知り尽くしているので、
現場でできちゃうのだ。
セミナーの中で、「これ、イタダキ!」と思った名言がある。それは
「100万円貯めるより、100万円一緒に稼ぐ仕事の親友を作れ!」
貯金なんて、資産にならない。
それより、「稼ぐ」つまり「商売の楽しさ」を一緒に味わえる親友を作ることこそが
これからの人生、資産になるだろう。
大賛成だ。
また、大企業がなぜダメになって、おそらく復活することはないかという理由を、田中さんは
「予算」に見る。この時期、来年4月から始まる新年度予算策定に、一番イキのいいミドル層が
連日エネルギーを注いでいる。予算なんてもの、顧客にとっては何の関係もない。
ミドルの上司(大企業役員)は高度成長期の成功体験をものさしにしているから「気合いで
何とか上積みせよ」という。ミドルがそれを反映した予算を作成し、部下に見せると
「んなもの、できっこないじゃないですか」とヨコ向かれる。
上と下の板挟み。
本来ミドルは、現場へ出て、顧客とコミュニケーションするなどし、新しい商品企画(つまり新市場
創造)に知恵を絞るべきが、そんなことをやっているひまはないのである。
笑い話みたいなものだが、これが現実だろう。
そして田中さんとぼくの意見が一致したのは
これからは個人と小企業の時代
ということだ。
ゼロ成長経済において、動きが身軽なビジネス以外、生き残れない。
じゃ、大企業は本当にダメなのか?
個人とか小企業になれば、生き残れると思うよ。
どうやって?
田中さんかぼくに相談してください(笑)。