「サンタさんはパーミション・マーケター」(→)について、ある熱心な読者から
「パーミション・マーケターというより、Focus1マーケターと呼んだほうが
いいのでは?」
というメッセージを戴いた。たしかに一見、そう見える。
子どもたち1人ひとりに向き合い、彼らの欲しいものを用意しプレゼントして
回っているのだから。
しかしながら、サンタさんをFocus1マーケターとは呼べない。
なぜなら彼は反応(react)しているだけだからだ。子どもたちに何らかの価値提案をし、
その上で彼らのインタレストを満たすサムシング(プレゼント)を提供している
わけではないから。つまり、Focus1のためには、まず、自ら提案(initiate)しなければ
ならない。濃く狭いインタレストがどこにあるのかを見極め、その的にズバリ当たる
ような商品を提案する。自分であれ、社会であれ、「不」の解決をもたらすサムシングを
提案するのだ。
そして、Focus1マーケターは、顧客とPOS(Point of sales 購買時点)きりの関係を良しと
しない。購買前、購買後も引き続き、面で長く関係を耕していく。
子どものインタレストは変わっていく。小さいときは怪獣の人形でも、やがて
バットやタブレット型パソコンになるかもしれない。
そう考えると、最高のFocus1マーケターであり、かつ、サンタさんになれるのは、
いまこのブログ記事を読んでいるあなたなのかもしれないね。
人生の中でも、ほんの一瞬の楽しみ。
大切にしましょう!