ビジネスは恋愛である。

そして、マーケティングは相思相愛になるための活動である。

ところが問題は、恋愛って、「しようと思って出来るものではない」ことだ。

恋は落ちるもので、「計画してできる」わけではない。

あなたのビジネスに「恋しちゃった!」と思ってもらわなければ、始まらない。

ブランドの必要性は、ここにある。

見知らぬ通行人に、Fall in Loveしてもらうためだ。

そのためにはキャッチーで、すぐに理解できるコピーでポジショニングする。

写真は柘植朋紘さんがFacebookに投稿されていたナイロビのスーパーマーケット。

「知ってたかい? コーヒーはあなたの意識を刺激して、シャキっとさせてくれるんだ。

起きよう! NESCAFE」(柘植朋紘さん訳)

「朝の目覚めであなたの生活を変えちゃうぞ!」という訴求は、インパクトがある。

少なくともスマホで洗濯機を操作するより。外出先でエアコンを切ったりつけたりするより。

きっとこのわかりやすいコピーで多くのナイロビ市民がネスカフェに恋に落ちてしまった

ことだろうね。

「ネスカフェでスッキリ目覚めを買おう!」ナイロビのスーパーマーケットにて (c)柘植朋紘さん

ナイロビのスーパーマーケットにて (c)柘植朋紘さん