仕事は「受注」「発注」という表現がされる。
 
買ってもらうわけだ。
 
会社員は自分の時間とアウトプット成果を会社に買ってもらう。
 
それが給料。
 
自営業者も同じ。
 
買ってくれない
 
売ってくれない
 
状態になったら、アウト。
 
なので、
 
もう一歩、踏み込んでみよう。
 
新商品開発は「これまでなかった欲しいを創る」ことだ。
 
仕事も同じで「そんなんあるん? 欲しいやん!」を創る。
 
ここ数日ぼくがやってきた
 
「ロックコミュニティ限定・著者ダイレクト」
 
はそれで、JOYWOWに眠っていた
 
ぼくの著作(書き下ろしと翻訳本)に
 
「新しい欲しい」をくっつけてみた。
 
今回の「新しい欲しい」には何種類かある。
 
(1)「そんな本があったの!?」という発見の驚き
 
ビジネス書は新陳代謝が激しいから、15年〜20年前の本になると、
 
まず目にする機会がない。
 
書店そのものが減ってるし、
 
あったとしてもビジネス書棚における
 
阪本の存在感は現在めちゃくちゃ小さい。
 
ここ数年、出版社から新作出してないから。
 
(2)「あなたのお名前をサインします」という
 
   「世界にたった1つ」という価値
 
(3)オリジナルカードに言葉を書きますという価値
 
(4)JOYWOWオリジナルしおりがついてきますという価値
 
(5)1冊ずつ、著者が自分で書いて、自分で梱包し、
 
自分で投函しますという価値
 
中には阪本が自分で勉強するために保管していた
 
『ブランドの授業』文庫本まで買ってくださる方がいて、
 
申し訳ないやら何やら。
 
『たった1人』本(フォーカス・マーケティングの教科書)
 
は昨日出版社さんから届いて、昨日のうちに全部売り切れた。
 
本は一昨日まで出版社さんの倉庫に眠っていた。
 
それがトラックに積まれ、JOYWOWのデスクに来て、
 
書いた本人にサインされ、
 
梱包され「欲しい」と言ってくれる人の手元へ運ばれる。
 
本にとって、こんな幸せはない。
 
倉庫で寝ているだけだと出版社さんにとっても
 
精魂込めて作ってくださった編集者さんにとっても哀しいだけだ。
 
この、著者ダイレクト、これからもちょくちょくやってみようと思う。
 
周囲に、「年内に開業します」とか「次の人生のステージを考えています」
 
という人が増えてきた。
 
大事なのは、「受注」「発注」スタイルの仕事観から、
 
「欲しいを創る」仕事観へとバージョンアップすること。
 
というお話です。ちゃんちゃん!