『たった1人』本サイン企画

が沸騰し、朝から指や腕が痛くなるくらいサインしてる。

用意した在庫がなくなり、日曜日にもかかわらず

担当編集者さんにSOSを発信、明日すぐ対応してくださる

ことになった。

早いほうがいいだろうと投函に出かけた。

ポストのある横断歩道脇に、タクシーが客待ちしてる。

外出自粛期間中、おそらくありとあらゆる商売が

創意工夫した。

タクシー業界も、やったところは耳にしてる。

でも、そういう期間を経て、それでもまだぼんやりと

客待ちする姿勢のタクシーがあるということに驚いた。

ぼくは朝からいま手提げ袋に入っている重さの分、

お客様と関係性価値を深めるための努力をした。

それが叶うかどうかはわからないが、それでも、手は動かした。

タクシーが「モバイル老人ホーム客のナビ添え」になって久しい。

老人ドライバーが学ばないことを客たちは知ってる。

だから共感性低い業界になってしまっているのだが、

ふと、「そんなこと、エラソーに言えるか?」と自問した。

人間って、自分が思っている以上に学んでないんじゃないか?

第三者の視点でタクシーを見てあーだこーだ言ってるけど、

ならば自分は何を学んだ? 昨日から今日にかけて。

「まだまだ学びが足りない」と自覚し自戒するのが、

今一番やらないといけないことじゃないか?

反省しながら、歩いた。