ブランドの本質は稀少である。Rarity。

起業は稀少を生み出すことでお金になる。

いま、本が売れない。

取次会社が倒産したり、出版社もしんどい話をよく聞く。

街の書店は毎年どんどん減っている。

大手書店も経営は厳しいらしい。

つまるところ、市場の魅力度としては良くない。てか、悪い。

自分自身、1999年11月『パーミション・マーケティング』デビュー以来

著者としての立場だけど、出版業界と並走し、中身わかってる。

うん。いい話、ないね。

・・・だ・か・ら

稀少じゃん。Rarity。レア。

イチローに打撃対決を挑む人はいない。勝てる見込みがないから。

でも、イチローとひざかっくん競争やったら、これはわからないよ。

勝てるかもしれない。

シリコンバレーで「オレ、勝つ! 金持ちになる!」と叫んでみても、

ちょうど進学校の期末試験みたいなもので、下から数えたほうが早い成績

になってしまう確率が高い。

それより、シリコンバレーでお笑いをやったほうが天下取れる。

そう、自分の得意なルールを作るんだ。それもレア・ルールを。

だから、出版社を始める。

でも、フツーの出版やったって、レアじゃない。

レア・ルールをどうするか。

本屋で買えない本。

これがレア・ルールだ。

(つづく)

何かを売ろうという人、騙されたと思って、ぼくの本読んでみて。

役立つよ。ぼくの今回の起業も、この本に書いた通りにやります。

『「こんなもの誰が買うの?」がブランドになる 〜 共感から始まる顧客価値創造』

「ゼニカネの勘定だけでなく何かをすること。もしかしたら、いま本をつくる意味、出版社を興す意味は、そこにあるのかもしれない。」(本書p.228より)