ミックジャガーが新しいバンドを始めた、というのは
9月、旭川からの帰りのJAL機内のミュージックプログラムで
知った。いや、8月の福岡からの帰りだったかな?
うん、そうだ、福岡の帰りだ。
機内に装備されたチープなイヤホンではよくわからなかった
のだが、レゲエのリズム、女性ボーカルで始まったのが
印象的だった。ミックがいつ出てくるのか、いつなのか、とワクワクしながら
聴いていたら、来たよきたよ、シャウトしている。
しかし、そのボーカルは、慣れ親しんだストーンズのそれとは違う。
新しい芸を見せてくれているんだ。
そこが、ミックのベテランとしての意地でもあったんだろうね。
CDの発売と同時に求め、いまだにヘビーローテーションで
聴いている。朝6時から聴いている。今年の夏は、そりゃしんどい精神状態だった。
そのしんどい時を支えてくれたのが、このアルバムだ。勇気づけられたね。
正確にはミックのバンドではなく、ミック、Dave Stewart、Joss Stone、Damian Marley、
A.R.Rahmanみんなのバンドだ。
ミックは、もはやここまでくるとお金のためにやってない。
名声のためでもない。むしろ、新しいことに挑戦して『失敗』したら、これまで築いてきた
名声に傷がつく可能性だってある。にもかかわらず新しいことに挑戦するのは
きっと「そのほうが楽しいから」だろう。
この現役感。
人生の現役感をなくした時、人は老人になった、というんだろう。
ちなみに女性ボーカリストのジョスとミックの年齢差は44歳。全く違和感がない。
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