「ドコモ田家って、ソフトバンクのパクリちゃうん?」

大阪駅ですれ違ったおばちゃんが連れの娘に話していた。

この話をきいて、ぼくのあたまに浮かんだのは

「うちのサイトの訪問者(トラフィック)を上げるにはどうすればいいでしょう?」

というよくある質問だ。

問題はサイト設計にあるのではない。

サイトとブログ、SNSとのスターマーケティング(詳細は『共感企業』→参照)

に改善点があるのではない。

つまり、HOW(いかに伝えるか)ではなくて、

WHAT(コア・アイデア)そのものが陳腐化しているのだ。

クリックするのももどかしいほど、そのサイトを訪問したくなる

魅力ある商品があれば、「小手先の術」は要らない。

「**家」「**家」のたたかいというのは、小手先の術に過ぎない。

昨日Facebookにポストされた「えんぞー」こと魚住謙介氏(→)

次のコメントがぴたり当たっている。

(引用開始)

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美しいフォルムの携帯が、本当になくなってしまったなあ。

かつてdocomoから発売されていた「sinpure L2」。

電池の減りは早いし電波は拾わないし日本語変換はお粗末だしで、

かなり使いにくいモデルだったが、そのデザインですべてが許せた。

今や、スマホはどれもこれも、のっぺりした板でしかない。

各社横並びで同じようなものを作って、何が楽しいんだろう。

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(引用終了)

「のっぺりした板」

と言われていることを、ケータイ会社(Apple含む)

は気づいているのだろうか。

ぼくたちは自分が何を知らないか、知らない。

知らないんだろうなあ。

ケータイのコマーシャルが、「無料、学生割、家族割」

など、価格に関する訴求しかなくなってしまっている。

Seth Godinが言うように(*)、

Self -reinvention is a markedly better long-term strategy.

「自社による再発明こそが、極めて有効な長期的戦略」

なのである。

携帯電話はここにきて、もう一度再発明されるべきステージに来ているのだ。

*WHATCHA GONNA DO WITH THAT DUCK?, P.112

かわいくないが、売ってないから仕方ない

かわいくないが、売ってないから仕方ない