空を飛んでいるのだけど、急にストン、と落ちる。
そんな夢を見る。
という話を、昨日、岐阜(→)できいた。
「安値を売りにしていたとき、しょっちゅう見た」
と言っていた。
「気が休まる時がないし、スタッフにもよく怒っていた」と。
ちょうどそのころ、「アマゾンになったる!」と、
大規模なIT投資をし、品揃えと安さを売りにしようという
戦略だったそうだ。
それが「壁紙屋になろう」と決めたら、夢を見なくなったという。
ぼくにはその夢の経験はないが、わかる気がする。
「空を飛ぶ」揚力になっているもの=安売り
が、いかに難しく、長続きさせるには苦労の多い戦略なのか
ということを、本能が警告してくれるんじゃないかな。
商売人が立っている地面。それが戦略なのだということも示唆してくれているね。