大企業あるいは著名企業のブランド
・・・たとえば、コカコーラとか、資生堂とか、トヨタとか・・・
は終焉を迎えるのではないかと思う。
アマゾンやアップルは同じくビッグブランドだが、
ぼくたちはアマゾンがブランドだから購入しているとはいえない。
もう生活インフラになっているから水や空気のように
使っている。
同じくiPhoneも、インフラだ。
だからiPhoneの新作ときいても、あまりときめかない。
どうせたいした違いはないとわかっているから。
大企業のビッグブランドがなぜ終焉を迎えるかというと、
現代のブランドが備えている必要のある要素が決定的に
欠けていて、かつ、時間が経てば補えるようなものではなく、
構造的な欠点だから。
- 一般的に、大企業社員はフェイスブックなどSNSで「個人」としてつながることをしていない
- だから、エコシステムの思想を「アタマ」では理解しても、「身体」ではわからない
- わかろうともしない
- だから顧客とダイレクトにやりとりする体験がわからない
- 現代のブランドは企業が作るのではなく、顧客がシンパシーや共感を感じて「中の人」化するプロセスで形成される *顧客はたとえば、ネコリパブリックのあさか首相の凹を埋めようとして「中の人」化する
このように、大企業は組織が肥大化し、「匿名」化に慣れきっているため、
SNSのデジタルな社会、エコシステムと決定的に馴染みが悪い。
アマゾンの誰それ、とか社員の顔が浮かぶ人はいない。
だから。
個人や中小企業に大きなチャンスが巡ってきている、最高の時代なのである。